EISUKE'S CHOICE 2019

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September 12th, 13th, and 14th 2019
Artist Reception Sep. 12th 6pm to 8pm

 

This year curator and owner of Hanada, Matsui Eisuke returns to New York again.
The theme this time around is “Cute and Cool.” We are excited to see what kinds of pieces we will encounter from the exhibition.
 
今年もまた東京の『くらしの器花田』の若社長、松井英輔氏がNew Yorkに帰ってきます。
毎回ユニークなアーティストを紹介してくれています。
今年のテーマは、”可愛いカッコいい”。
どんな出会いがあるのか、いまから楽しみです。
 
Kazuhiko Kudo - Hokkaido

Originally from Kanagawa prefecture, Kazuhiko Kudo chose to be based out of Asahi-kawa in Hokkaido because of the soil called, Kenbuchi clay.
Never used for ceramics, this clay is roughly 200 million years old, and about 45,000 years ago it came to Japan through Siberia.
It became a question of how this clay can be used, and as a result of five years work, the utterly original yellow kohiki was developed.
As its name implies, it is the kohiki technique with traces of yellow, however, like the land in Hokkaido, there is strength in the material.
This past year, he built a wood-fire kiln. From that vast serene nature grows a powerfully strong, deep, and dynamic expression.

Takashi Yomiya - Stoneware    Kumamoto Prefecture

After apprenticing with Takashi Nakazato, Takashi Yomiya established his own unique style. Now, he is one of Japan's most famous ceramicists.
His characteristic style, shape, and technique that was so unique has now become a staple in tableware.
As he continues to be the top pottery maker in Japan, he simply aims for "tableware that can make food taste even slightly more delicious" - perhaps an ideal that has no end nor an answer.

Kan Kishino - Stoneware    Mie Prefecture

Yakishime, Ido, Kohiki techniques, Kan Kishino is the divine potter in pursuit of the imperial-style stoic Japanese ceramic arts. Kan Kishino continues to research ancient oriental pottery; his ability to gain insight from the antique craftsmanship cannot be surpassed even by certified experts. He takes the antique ware in his hands, carefully examines it - the shape of the inner part that dips in is certainly indicative of a potter of that time.
Furthermore, he looks at the way it's made and the materials to make inferences. For his own pieces, he's relentless and carries a heavy burden by constantly asking, "what is the meaning of making things?".
Kan Kishino's pieces are not reproductions. They are creations.
 
 

 

工藤和彦 北海道

神奈川県出身の工藤さんが北海道旭川を仕事の拠点として選んだ理由は「剣淵粘土」と呼ばれるその地の土。元々陶芸に使われていたわけでもないその土は約2億年前のものであり、45千年前くらいにシベリアから日本に飛来したものでした。その土をどう使いこなすのか、5年に渡る探求の末、オリジナリティあふれる黄粉引が生まれます。文字通り黄色味を帯びた粉引ですが、北海道の大地を感じる、力のある素地です。薪窯も本格稼働、元来のおおらかでダイナミックな表現にさらに力強さや深みが増しました。

 

余宮隆 熊本県

余宮さんは、中里隆氏に師事後、独自のスタイルを築き上げました。そして現在は日本国内で最も多くのフアンを持つ陶芸家の一人。その元々独特であったかたちや技法のスタイルの多くは、今や手作り食器では当たり前のスタイルとなりました。日本のうつわ作りのトップを走り続ける余宮さんが目指すのは、シンプルな「少しでも美味しく食べられる食器」というおそらく終わりも答えもない理想です。

 

岸野寛 三重県

焼〆、井戸、粉引など、日本の陶芸の王道をストイックに追求する焼き物の申し子。東洋の古陶を研究し続ける岸野さんの、作り手として骨董を見る眼力は現役陶芸家の中でも群を抜きます。手に取り、じっくりと見て、骨董の内側へ入っていく姿はまさに当時の陶工。そしてその製法、材料を割り出します。常に自らの仕事に厳しく、重い負荷をかけ「モノ作りとは何なのか」を自作に問い続ける、岸野さんの仕事は再現ではありません。創造です。

 

清岡幸道 滋賀県

六古窯の一つ、信楽で焼き物を学びました。ツボを押さえた材料使いと、シャープな造形のバランスは抜群で、焼き物本来の土や釉薬の魅力をスタイリッシュに活かします。うつわをファッションや音楽と同列と捉え、それらへの架け橋を自らの役割としてきました。今でも日本国内のフアンは増え続けます。

 

日高直子 岡山県

神奈川生まれ。瀬戸で焼き物を学び、現在は岡山に工房を構えます。色調を落ち着かせた呉須で古物の雰囲気を持たせつつ、物語やユーモアを感じさせる絵付や装飾のうつわを作ります。才能あふれる、今後が楽しみな作家です。

 

稲村真耶 滋賀県

京都で初期伊万里をベースにしたスタイルの藤塚光男氏に師事。現在は滋賀県琵琶湖近くに仕事場を構えます。染付、白磁、ルリ釉のうつわを中心に、今年で独立10年目。独立時に比べ、東洋、西洋の古陶を参考にしながら、仕事の幅も広がりました。女性らしい、柔らかく、時にかわいらしい絵付、かたちが魅力の若手作家です。

 

中町いずみ 富山県

修業先は、皇室の仕事も手掛ける、石川県の妙泉陶房。仕事に厳しい匠たちにもまれながら、絵付を学びました。そして、現在はその修業先を想像するのが難しいほどに、作風が広がりました。動きのある動物や植物文様のみならず、趣味の登山風景など、従来の和食器になかったモチーフも登場します。優れた技術に裏打ちされた「かわいい」うつわです。

 

林拓児 岡山県

瀬戸の窯元に生まれるものの、本人は作家として生きていくことを選択。独特の造形センスで、林さんならではの世界を作り上げます。料理を選ばずに使える、食器としての精度の高さも魅力です。

 

畑中篤 奈良県

常滑での修行後、現在は故郷の奈良に拠点を置きます。焼き締めや炭化などをスッキリしたフォルムに仕上げ、現代の生活に馴染むうつわを展開します。常に進化を続ける若手作家です。

 

山田隆太郎 神奈川県

神奈川県の山中に工房を構えます。現代のトレンドに向かうわけでも、古陶に頼るわけでもなく、素材と正面から向き合い、我が道を行きます。強度の高い仕事で焼き物の新たな潮流を生み出しつつあります。まだ30代、注目すべき作者の一人です。